DVDに、ラジオ分を移動。結構時間かかるなぁ。DVDがもう1枚あったはずだが、どこかにいっている。
昼前なんか揺れているのに目が覚める。最初は近くの道路に大きいダンプでも止まっていて、その振動かと思っていたが、いかんせん通常より長く振動の波も若干違い、ここで地震と気付く。ただ本当に長い。大きな揺れではない分いつ主要動だろうと思うくらい揺れが長く続いていたが、少し揺れが大きくなってから、それまで揺れていた時間と大きくなってからの揺れ方から、これは大きいと直感的に思い身構えたが、ゆっくり大きく揺れる程度で、そこまで大きくは揺れなかった。ブラインドや積んでいたオリコンは大きく揺れ、もう少し揺れが大きければ積みオリコンは崩れていただろうほどの揺れ方だった。
揺れもおさまり、またすぐに寝てしまったが、昼過ぎに起こされ、テレビを見るとこんなことになっているとは。
また新潟長野が被災することになった。親は昨日までそっちの方に旅行に行っていただけに、親はその意味で運が良かったと思う。今となっては被災地の早期復興を祈るばかり。
今回の台風、地震で選挙どころの話ではなくなっている面が出てきた。これから一週間は、いつもなら選挙戦一色だったであろうが、そんなこと言っていられなくなった。選挙結果も不透明感が強くなるし、株価だって大幅に動くだろう。様々な意味で、今回の天災が日本に及ぼした影響は多大、被害は甚大といわざるをえない。
未だ被害状況の報道が多い中、自分が今一番気にかかるのは地震予知と、地震速報システムが機能したかどうか。
中越地震から約3年。地震予知などの話は阪神以降でも様々に言われていたはずだった。インドネシア沖の世界的にも大惨事となった地震もあった。中越の時はこんな場所でこんな大きな地震がという意外感があったが、今回の震源は中越の時と比較的近くで、さらに研究もある程度進んでいるはずと思っていただけに、地震予知に関して何の噂も聞こえてはこなかったことに、非常に不安を覚える。
このことは、ちょっと前まで危険性を叫ばれていた東南海地震の予知などは、現状ではほぼ無理なのでは。という想像がたってしまう。何年後までに何%なんて言う話ではなく、予知が出ていないから、今日明日に自分が被災しない、と言いきれないことがはっきりした。日本が常に地震リスクに晒されていることを、今一度考えておかなければと感じる。
また、地震速報システムはどうであったのだろう。津波警報システムはインドネシアなどの経験から大分良くなったとは聞くが、地震速報は未だ試験的段階だったはずだ。今回の地震でこのシステムを用いたことによる事前の対応で難を逃れることができたのなら、それは素晴らしい成果だ。
もちろん、一気に家が崩れてしまうような揺れのあった地域では、あまり意味をなさないであろうことはわかる。しかし、このシステムによって一人でも怪我人が減ることは、救助、復興もろもろにおいてマイナスになることはない。天災は人間社会において、ほとんどマイナスしかもたらさない。だからこそ、マイナスをできるだけ低くするやり方は非常に重要であると思うし、これからもその研究はより重要でありつづけると考える。
まだ地震から半日ほどしかたっていない。現状では避難と救助だけで手一杯のはず。中越でのエコノミー症候群などの経験が今はある。二次三次的な被害がずっと少なくなっていることを望む次第。発生がお昼前で季節も夏前であったのは、被災地にとって不幸中の幸いだったのかもしれない。
今も余震の余波だろうか。家が結構揺れている。今はただ被災地の無事を願うばかりだ。自然においても社会においても、自分の無力感ばかりが募る日になってしまった。