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備忘録

CSCのブログのバックアップだったけど、こっちがほんちゃんに。

Nスペ

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Nスペ

 コンピューターのを見た。

 京。クイズ番組勝ったというワトソン。あいだに瀬名秀明原作の近未来を描いたアニメをいれて、大学受験させるためのコンピューターつくりや、人格もデジタルになるというコンピューター界の偉い人の話と、セコイアという京の2倍の処理能力を目標に作られているアメリカのスパコンの紹介があって終わり。

 地名を映像になじませて表示させるのは別にいいけど、演出として別にいらんだろ。目だってない分わかりづらい。70億人が17日間フルタイムでやる計算を1秒とかいう表現もあったが全然伝わらない。表現とかはひどい。全体的にいまいち。ガリレオの天体望遠鏡が過去を見るものなら、スパコンは未来を見るものは良かった。

 京は質的にという話も聞いたけど量的にもそれはそれで大きいらしいな。今ある汎用演算装置を繋げてっていうつくりだとそうなるんだろうな。
 
 心臓どころか体のシミュレーションができるという話も聞いてはいたが、たんぱく質とそれと組み合わせることのできる化合物の組み合わせが億通りはあるらしく、今まででは無理だったそうな。でも京だと手当たり次第でやってすぐ終わるそうな。ふーん。組み合わせ自体はそんなに難しそうじゃないけど合うか合わないかのシミュレーションになると、計算が膨大になるのかな。それが新薬に結びつくといいね。

 ワトソンは機械学習というものを用いた知能で、クイズ番組の際にはかなりのその学習を積んだそうな。それじゃ勝てんわな確かに。
 金融世界にもそういうコンピューターがもう数千以上使われているそうな。フラッシュクラッシュという瞬間暴落は前ちょっと話題になったがそれが原因だとか。小さいものは数百回はおきているそうな。そういうシステムで売買するのは分かるんだが、一方で売買が成立しているという点が良くわからない。なぜその安値で売買が成立するのか。引き金はなんなのか。その引き金からどういう思考経路で叩き売りのような流れになるのか。コンピューターはそのある事象からどういう結論を導き出したんだろうね。
 また応用として、それまでのデータベースから、症状を入力するだけで病気を確率順に表示とかいう機能が試験的に運用されているらしい。確かにヤブでも名医並みの判断ができると確かにいいだろうね。名医にとっては困った話かもしれないが、名医ではない医者にとっては誤診リスクも減るし大助かりだろう。患者にとっても。
 
 なんかビックデータとかクラウドとかたまに言ってた気がする。

 コンピューターの知能システムが高まるほどに、人間の行う労働が変わってくるという予想を大学入試コンピュータを作っている先生がいってた。まぁそうなんだろうね。

 コンピュータの偉い爺さんは自分の見るものや感じるもの心拍数に至るまで全てをデジタルデータにして蓄積させれば、デジタルの中に自分ができるみたいな話をしてた。
 
 京を使えば災害時のパニックシミュレーションや避難シミュレーションもできると言っていた。今までのは近似だったとも言っていた。その近似と京との比べてみてどう違うのか知りたいものだ。

 アニメは日笠がメインで高校生でマックは人がいなくて父ちゃんも開発に関わったという地震予測アプリが出てきて、父ちゃんの心臓シミュレータによれば父ちゃん余命が5年で、父ちゃん同じ時間に起きたスマトラに行くと言い出して、大学に入ってコンピュータじゃできないことをどうので、大学入試コンピュータが仮想空間でアバターであらわれる。
 
 
 全部見て思ったのは、昔のSFはまさにこれを描いてたなということ。人格のデジタル化は最近ではアバター。ちょっと前なら私のゴーストがささやくのと一緒だし、ワトソンはHALといってもいい。IBMだけに。コンピュータが知的労働部分を瞬時に行い、人はそれに従うという意味では古くはモダンタイムズも似たようなもん。そのコンピュータが反乱しだすとターミネーターやマトリックスになる。そういう意味ではドラえもんや鉄腕アトムといった日本のロボアニメは夢があるな。そういや戦争に関する側面はなかったな。
 脳波で車椅子を動かしたりテレビのチャンネルを変えたりというのも、様々な人間のデータをぶち込めばビックデータができて、そこから脳波で、脳を通じたコミュニケーションができるというのもいってたな。本当に「愛している」かどうかがわかると。さらに脳波で機械を動かし、その機械からのフィードバックを脳に伝えるというのも実験としてやっているそうな。距離を越えていろいろなものを体験できるとか。ひいては脳が体という制約から解き放たれたらどうなるのかという話もしてた気がする。つっても体以外のものも拡張感覚というものが存在するようだし、そこまで大げさにはならないかもしれないが、電脳化のような瞬時にデータベースにアクセスして、という知識集積が容易になるとそれはそれで色々怖いものではある。攻殻機動隊は結構そういうのやってるからな。単純に脳に仮想的であっても刺激を与えて現実に感じ取れる能力ができるとしたら、それはもうエロイ事ばっかりに使いそうな気もするんだけどな。

 様々な知的活動がコンピュータに置き換わるとはどういうことか。結局のところビジネスにしろ何にしろ求めているものが精度の高い未来予測。そして瞬時の現在における判断。これらがより重要なものになっていくということにつきる。未来を予知したい。というのは人間がもつ根源的な欲求の一つだと思っているので、そっち方面に進んでいくんだろうな。それでもって高精度で未来を予測できる先に待つものは一体なんなのだろうな。パンドラの箱のあれってそういうのじゃなかったか。しかし未来を予知できるできないかが、今も昔もそして未来においても人が求める重要なものなんだなというのは感じた。こういう言い方はなんだけれどその未来予知という博打に勝ってきた人が偉人といわれたりするんだろうし。ただインデックスのツリーダイアグラムのようなものできたとしても、結局この世界全体を全てシミュレーションできるようなものは未来永劫不可能だろうし、結局人は一秒先をも予知することができないだろうし、そんな人間がつくった機械が間違わないはずがないだろうし、ゴーストのデジタル化はまぁ何いっちゃってるのと俺は思っているし。だとすると星新一のショートショートのようにロボット社長のCPUやファンを取り替えるといった、そのコンピュータをなおす修理屋さんが一番いいポジションなのかもね。
 

 眠い。
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