アルテ
12話。中世フレンツェの貴族女子が画家になるというお話。当時の風俗を描いている風に見えるし、ある種王道の成長物語。徒弟に慣れないというところから、仕事を覚えていって、ベネツィアで5話くらい使って帰ってきて終わり。身分社会や女性蔑視的な当時あったであろう価値観を織り交ぜつつ、展開していく。ストーリーは悪くないというか、自然に見える。絵が変ということもなく、背景もそれなりにきちんと描かれているように見える。OP坂本真綾。ED安野ではあるが、綺麗にまとまっていた。EDはちょっと物足りないけれど雰囲気はある。今回の小西は悪くない。キャストもまとまっている感じ。珍しい安野感はあった。何か突き抜けているとか驚きみたいなものは特にないが、日常系というわけでもなくいい作品だったと思う。



氷菓
22話+1話。1話は何かの特典に入っていた水着回。約8年前の放送だったが今見ても質が高いと感じる。物語や出てくる事件自体は小さいというか薄めの印象ではあるし、展開も大きく言えば1センテンスを5話くらいかけてやってたりするので、展開はゆっくりと言えるのだけれど、逆に細かい描写や何気ないシーンも綺麗に魅せているのは流石京アニと言った感じ。EDは前期後期ともちょっとはっちゃけ感のある印象ではあるが、決して作品にそぐわないという感じでもなく、キャストが歌っているのもあって、特別違和感はない。ちょっとエロイくらいで。OPはそこまで中身に寄せている印象はないけれど、日常感とか今までのとかこれからの登場人物などを出す形で綺麗に魅せている。絵も綺麗。演出も丁寧。可愛い。キャストも申し分ない。悪い点が思いつかない。恋愛描写も匂わせる程度で絶妙なバランスに思える。登山家の先生の話は何故か印象に残ってはいたけれど、基本内容を忘れているので新鮮な気持ちで楽しめた。それだけに昨年の痛ましい事件について、何とも言えない気持ちになる。


魔法科高校の劣等生
26話。6年前に放送している。ザ・ラノベな内容。どちらかというとバトルよりで、それなりに魅せているのだけれど、小野学だし、悪いとは思わないけれど、特段良いとも感じないという印象。そもそもストーリーがなーっていうところに行きつく。設定とかは一応考えられているんだろうけど、敵対勢力のアホさというかお粗末さが目に付く。アニメでは特にそうなっているんじゃなかろうか。なので、バトルまでの流れがどうなの？。バトルそのものもどうなの？ってなる。今季というか比較しやすい同じようなジャンルにレールガンがあったが、超電磁砲の方が明らかに良いと思える。まぁキャラはというがデザインとか色合いとかは原作準拠みたいなところもあるんだろうけど、華やかさが薄いからな。キャストは文句ないというか、当時の売れ線みたいのを集めた感じがあって面白い。モブに雄馬利冴天﨑芹亜とかいるのもなかなか。それでも劇場やって2期をやる程度には人気なんだろうな。確かに禁書目録とはいい勝負かそれよりかはマシに見える。EDは前期後期で変わった。OPEDはそれなりって印象かな。



球詠
12話。女子野球もの。思ってた以上にキャラ作品ではなく「野球」をやっていた。それだけで中々異質ではあるが、ちゃんと野球している。最後の試合の展開なんかはある種ご都合的ではあるけれど、熱い展開ではあった。2回戦に勝って終わりと、1クールできれいにまとまっている。続きが普通に見たいと思えるくらいに野球を軸に物語が展開していた。たまにちょっと絵がってところもあるけれど、3D？みたいなのもあったけど、きちんと動いていたし野球を見せていた。尻や太ももがむっちりしているデザインにもこだわりを感じる。OPEDの絵はちゃんとしているというか普通に見える。EDは何でタピオカなのか。OPEDは麻枝が作ってた。確かにOPは麻枝感あった。すごいのはOPは知らん人が歌っていたけど、EDはキャストで歌っていて、さらにそれぞれのバージョンもいれたフルアルバム並の容量と価格で売ってるところ。安易なキャラ商売じゃないところに痺れる。キャストはどちらかというとキャリアの薄いのばかりで、永野なんか全然やなって思えるし、前田も天野も大半のキャストはまだまだって感じで、宮本ですらちょっとふわっとしてて、本泉くらいかなって感じだけど、キャラとしては皆生きている感じがしてた。野口も防振りに比べて弱い印象だった。野球声優が結構いたな。ニコニコが無料3日でBSでもやってない割にいい作品だった。


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