もう誰かが考えているであろうハンマー効率から考えるCIV4。
都市のハンマーをどれだけビーカーもしくは金もしくはパンに変換できるかが内政の基本として考えた時じゃあ効率はどうなってるの?を考える。ただパン変換は結構複雑なのでざっくり。
まずハンマーボーナスがない状態での1ハンマー効率数値。研究比率は50%のと75%のものを。
図書館 0.001389 0.002083
大学 0.000625 0.000937
天文台 0.000833 0.001250
研究所 0.000500 0.000750
僧院 0.000833 0.001250
市場 0.000833 0.000417
雑貨商 0.000833 0.000417
銀行 0.001250 0.000625
裁判所 0.008333 0.008333
港 0.012500 0.012500
空港 0.004000 0.004000
灯台 0.016667 0.016667
OX 0.001250 0.001875
ウォール0.000833 0.000417
紫禁城 0.005000 0.005000
ファロス0.005000 0.005000
ロードス0.004000 0.004000
この数値を基準に、主に中終盤で都市にどの建物から建てると効率がいいかを考えてみる。
まず開拓者・労働者は都市改善による効率アップなので建物との単純な比較ができない。なので省く。
パンについて、穀物庫は単純にパンが2倍と同じ意味だったりするので最重要といっていい。作業船と灯台については市民配置する必要が出てきてからでよい。ただ漁場は都市改善として優秀なので優先して作っていいとは思う。パン計算は都市成長に関連しているのでここまで。
で、建築物を考えるとコインブースト建物に関してはこれに都市コインに研究比率をかける必要があるが、単純に効率だけ考えれば数値の高い順から建てるべきということになる。
金変換においては市場・雑貨商を建てるより銀行が優先だが、もちろん不満や衛生も実際には考えるべきで実プレイとはズレが出る。
ビーカー変換では大学よりも僧院天文台の方が効率的であるが、OX解禁を考えると大学優先もある。建っているのならば文化が欲しくない限りは天文台か僧院を優先すべきであるという結論になる。天文台と僧院のどちらを優先すべきかは厳密には難しい。両方建ちおわった時点での差異は基本的にはないはずだが、僧院を優先した方が一応は良さそう。科学的手法で効果が消えるため。
遺産のOXはかなり効率が高いことがわかる。石があれば数値は2倍になる。図書館よりも強くなる。このハンマー効率の良さこそがOXを急ぐ意味でもある。
ウォール街はこれだけでは効率がいい施設とはいえない。金変換効率は市場と変わらないからだ。勤労持ちでやっと積極的に立てようかという程度。なので通常の都市では重いこともあってまず建てない。ただし、ここに聖都施設や大量の商人がいると話は違う。この場合は数値に金銭収入分乗算すればいいので、場合によっては天文台以上に効率が良くなることもありえる。これが強みである。
で、研究比率50%でいえば図書館の次に銀行がいいということになるが、実際は研究比率の方が高めの状態でプレイする場合が多い。研究比率が75%だとビーカー関係の重要度が1.5倍。金関係は半分になる。天文台と市場の効率の差は3倍。よって、75%くらいならば、金変換施設は完全に後回しにしたほうが効率がいいということがわかる。
でここからが本題で、裁判所と港はいつ作るべきかである。両方ともブーストではなく直接コインもしくは支出削減でブースト建物とは違って比率に関係なく数値分乗算する。紫禁城・ファロス・ロードスも期限付きではあるが同じ仕組みである。さらに組織、拡張ではハンマーボーナスがあり効率は2倍。遺産も勤労なら1.5倍になる。
まず港を見てみる。天文台と比べて10倍効率が良い。天文台で増加するビーカーの10分の1のコイン増加があれば優先して建てていい計算になる。増加コインは研究・金変換の両方に関わるのと、たいてい何らかのブースト施設がありむしろお釣りがくるほどで、拡張持ちの場合図書館より先に港もありえる程の効率の良さである。
裁判所の削減維持費もブーストされない分計算はしやすい。天文台と比較して出てくるビーカーの6分の1程度維持費が削減されるのならば効果は高い。組織持ちならば12分の1あたりまででも裁判所の方が効率が高い計算になる。遠くまで殖民する時や高難易度では建てるべきであることがわかる。
同様に紫禁城は維持費がどの程度削減できるかがわかっていればこれも計算は立つ。WBを使えばすぐわかるだろうが、実際かなり効果の高い国家遺産であることが数値的に期待できる。
序盤ではあるがファロス・ロードスも同様に考えることができる。ファロスは増えた交易路のコインなので都市が多いほど効果が高くなるし、ロードスは使っている水タイルが多いほど効果が高くなる。ロードスは銅でブーストできるためより効率が良い。こちらも増加するコインがわかっていれば、優先順位をきっちりつけられる。
ファロスは仮に海都市が3つあるとすれば、最低3×2本で6コインは増える。序盤でもあるし都市コインが30もなければ図書館より効率が高い場合もありえる。勤労持ちなら積極的に狙って良いくらい想像以上に強い。
ロードスは銅のブーストがあるためこちらも強い。なくても都市コインが12程度ならば図書館より効率がいいし、銅があれば24程度でも効率がいい。勤労があればさらに良いことになる。
とここまではハンマーブーストに関して特に追加してこなかったが、次は個人的に良くある組み合わせである「溶鉱炉+宗教の組織化+ブースト資源」とさらに「工場+発電所」の研究75%での数値は以下のとおり。( )内は対応する志向持ち。
図書館 0.003125 0.004687
大学 0.001406(0.002344) 0.002109(0.003047)
天文台 0.001875 0.002812
研究所 0.001125 0.001688
市場 0.000625 0.000938
雑貨商 0.000625 0.000938
銀行 0.000937 0.001406
裁判所 0.012500(0.020833) 0.018750(0.027083)
港 0.018750(0.031250) 0.028125(0.040625)
空港 0.006000 0.009000
灯台 0.025000(0.041667) 0.037500(0.054167)
僧院 0.001875 0.002813
OX 0.004687(0.005625) 0.006094(0.007031)
ウォール0.000625(0.000833) 0.000938(0.001146)
紫禁城 0.007500(0.010000) 0.011250(0.013750)
ファロス0.007500(0.010000) 0.011250(0.013750)
ロードス0.010000(0.012000) 0.013000(0.015000)
ハンマー施設がそろうと志向によるハンマーボーナスは相対的に弱くなる。これによって優先順位の目安が若干変わる。
港は天文台と比べ最大20分の1のコインなら得だったが、16分の1→12分の1まで下がる。志向を抜けば10分の1というのは変わらず。ただ、図書館は建っていることを考えると11分の1程度でも効率的かもしれない。大学まであれば13分の1くらいでも港の方が効率は良い。
研究所とは数値上最大34分の1程度、通常16分の1くらいが目安だが、大学までそろっていることを考えると最大44分の1くらいまで、通常でも約30分の1くらいであるため、研究所よりは優先すべき場合が多いだろう。
哲学志向の大学は約8倍と最大13倍。哲学なしの大学では約14倍と最大19倍程度。図書館天文の+50%を考えると、都市によって少し悩むところではあるが港を優先してもおかしくない。
裁判所は天文台比較で11分の1→9分の1程度。志向を抜けば6分の1程度は変わらず。大学は8倍と最大14倍。研究所とは通常11倍で最大16倍程度。銀行とは13倍と19倍。市場は20倍と29倍。なので都市によるがインフレ含めて-5くらいみこめれば大学より優先的に建てていいという目安。
そして空港はいつ作るべきかだが、ハンマー効率から見るとコインに+75%で考えても0.01675。研究所ビーカー10あたり空港コイン1ということで、大体10倍程度が目安になる。相対的に銀行は約12倍。市場は約17倍になる。
コインの幅は裁判所より大きいのでどちらがいいかは微妙ではあるが、同じならば裁判所の方が早い分得。海都市ならば港効果もあるので空港の方が得になりやすいだろう。
全ては都市のコインと効果と研究比率で細かく変わるので、最善をつくすには個々で計算しなければならない。が文字にしたら全然わからない。今度グラフにしてみよう。