将棋のレーティング差と手合い割りの関係がいまいちピンとこない。
同じ数式で出しているものがないから完全な比較もできないが、手合い割りからある程度予想することはできる。
白瀧あゆみ杯の永瀬の話を聞いて少し調べたが角落ちは三段差らしい。
ってことは囲碁でいえば先二といったところ。二子の差、プロにおける四段差があれば互先での上手勝率は90%程度。定先で75%なので、その間の期待値勝率で見るとネットにある将棋レーティング差は大体300弱。
もっともレーティングの期待値勝率からの手合い割り推測であって、囲碁と将棋で同じ手合い割り、同じ期待勝率かはまた別の話だったりする。
現女流トップと比べて一番強い女流初段でもレーティングで300強の差がある。当時四段の永瀬はレーティング的に女流トップとほぼ同等かそれ以上の棋力と考えられる。棋戦自体は若い女流、アマチュアが対象なので、対戦相手も女流の下の方になる。決勝がアマチュアの竹俣紅だったことを考えるとレーティング差は500以上あってもおかしくない。これならハンデは2枚落ちの方が適正。角落ちというハンデ自体が適正といいづらい。
花を持たせるにしても、軽いハンデの上で負けるのは流石にきついだろうな。男性棋士側として負けるのは少しはばかられる。
かと言って女性側に花を持たせるためとはいえきつめの4枚落ちまでにしたら、女性側のプライドに傷がつく事にもなる。
せめて飛車落ちくらいだったかもしれないな。
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