涼宮ハルヒの陰謀
雪山山荘で遭難的な何かの後、消失の時の時間移動をして、2月になってハルヒの様子がなんかおかしくて、節分をやったり、8日後の未来から朝比奈さんが来て、空き缶のいたずらを仕掛けたり、宝探しの石を動かしたり、別の未来人が出てきたり、亀を川に投げたり、みちるが攫われて敵対勢力がでてきたり、バレンタインだったり、くじ引きやったり、石の元の場所を掘るとオーパーツが出てきたりして終わり。
涼宮ハルヒの憤慨
悪役生徒会長が出てきて喜緑さんがでてきて文芸部誌を作る話。キョンの恋愛話やみくるの御伽噺や長門のよくわからないなにかとか。
犬が怖がって特定の地域に行かないという不思議話からセレブ生徒が出てきて、何ちゃら情報生命体的な何かが原因でそれをシャミセンに移し変えて一応一件落着的な話。電車乗っている描写の絵のみくるの格好がおかしい。
お話的にはこの2本で、特段ストーリーが進んでいる気配はない。
涼宮ハルヒの分裂
驚愕に続いているらしいけれど、驚愕まで大分間が開いたらしい。だから話題になったのかな。
お花見とかは1行くらいで終わっていて2年生になっている。佐々木がでてくる。それによってハルヒが不安定になったとか。で敵対勢力的な登場人物達がずらっと出てきた。佐々木が本当はハルヒ的な存在であるという設定。よくわからないけどストーリーが分岐した形になっていてちょっと読みづらい。囲碁の描写がひどい。
涼宮ハルヒの驚愕の特典のrainyday
佐々木との中三の時の話。一緒に塾に帰ったりしていた時の回想話。「やれやれ」がこの時からという話。
分裂の囲碁の描写は本当にひどい。あれはないと思った。思わず2chで愚痴った。ミスとしてはひどい部類。それもあって俺的には編集と谷川の評価は下がった。
驚愕読まないと区切れないと思うけど、なんかどんどん変な設定のインフレなっていっている気がして、しかし展開的にそうならざるをえないのかなと思ってみたり。物語としては一応面白いと思うのだけれど。あの展開だと必然的にキョンが一番のキープレイヤーということになる上に、対になっているようでないっていないというか。タイムパラドックス的なパズル的設定も今のところなぁなぁな感じだしな。コミュニケーションの取れない知的生命体というのもおかしな話だしな。
あとのいぢ絵はなんかかわらんなというか、そこまで上手い感じはないな。なんか違和感を覚える。エロゲ絵はエロ綺麗なのにな。
こういうラノベも小説雑誌に載ったのをまとめる感じで文庫本がでるみたいだな。漫画雑誌と同じ形式みたい。だから随分間があいたのはなんなんだろうな。アニメとかゲームの方で仕事はしていたんだろうけど。
なんというか基本構成や設定を上手く組み合わせる感じに見えるんだけど、結局ハルヒが覚醒した時に行き着いていくんだろうなぁ。どうしてそうなったのかをどう解明してまとめていくのか。というかまとまるのか?これ。
マリア様がみてる フェアウェルブーケ
鹿島先生が結婚する話。先生が本当に血の分けた姉だった話。クラスメイトが家庭教師に来て退学した話。おっぱいクッキーで結婚する話。ストレッチ部の話。日本史の偉人をアイドルに見立てて勉強する話。ハーブがどうとかクッキーの中身はなんだろうとか。
これで未収録のものはもうないとのことで終わりなのかな。まぁ相変わらずというか当然本編も何もないのだけれど。短編集だからな。何か心に残ったかというと特にないナー。もう忘れているのもあるけど。なんとなくブーケがあるのもあるけど恋愛がらみが多い気が。しかも結構ざっくりな恋愛だけど。
ひびき絵はまぁ最初と比べるとなんか変わったよね。
マネーボール
メジャー球団アスレチックスのGMビリービーンの話。ノンフィクションらしい。
元々リーガーとして有望視されていたけど泣かず飛ばずで、スカウトとかフロントのほうに入っていってGMに。今までのスカウトなど評価方法を切り捨てて、科学的なアプローチで選手を評価して低い年俸の選手で勝利を挙げることで例外として話題になる。今のメジャーではどうなっているのかな。
野球に関してのデータとそれがどういう意味を持つのかという考察が今まできっちりなされていなかったり、仮想の野球チームを作って戦わせるというゲームがアメリカの文化にあることなど、色々と面白い話は多い。メンタルというか生活的な態度も評価されるんだな。文章というか物語的なことは訳本ということもあって、読みにくいというかあまり面白い感じではないけれど、内容が内容だけになかなか面白かった。それでもプレーオフで勝てないっていうのはなんだか残念である気はする。選手を評価する時に何を見てどう評価するのかということらしいけど、行き着く先はどこになるんだろうな。
メジャーに置けるしがらみやドラフト制度の複雑な感じ等も描写されているのだけれど、日本の野球界との比較も欲しい所。そういう本でないかな。メジャーでは高校生はリスキーであるということだったけど、日本の高校野球界でも数字は足りないのかな。それなりの試合数をこなしているような気もするんだけど、三年の夏だけでは確かに足りないかな。春・夏と練習試合まで見れば甲子園クラスの選手ならざっくり20試合くらいか。それではさすがに厳しいか。毎週練習試合やっているような学校じゃなきゃだめだな。かといって大学生になってもそんなに試合数が増えるわけでもないし、体つきも大分変わるだろうから同じ評価の仕方で正しいかどうかの感じもするしな。
しかし評価の方法を変えるだけで結果がガラッと違うとういのは面白いよね。そういう意味である種のサクセスストーリーであるし、世界を変えた一人というような感じでもあるし、なかなか考えさせられるものだった。結局人を育成なんていうのはできない。正しい価値観の方向を示すくらいしかできないというようなことも含んでいたけれど、人間というか世の中もそういうものなんだろうか。
イチローもフォアボールを選ぶようになれば、もっと活躍できるということでもあるのかもしれない。
この考え方とか上手く使ってというか、パラメーターを色々設定すれば、高校野球シミュもかなり面白いものになる気がする。様々な価値観や戦略の中でどういったものが本当に勝ちという目標に近いのかをリアルに近い形でシミュレーションできそうな気がする。まぁあれは怪物かどうかとか手紙かどうかとか、ゲーム的に初期値が良くなきゃダメという仕様なんで、結局個人能力がどうなのかという個人パーツで組み合わせるタイプになりやすくて、戦国物の武将方式と同じで面倒になりやすいんだよな。高校野球の場合は入れ替えが激しい分なおのこと。投手力とか打撃力的な感じでチーム能力パラにすればそれなりにサクサク遊べる感じなるような気がするけど。投資やアイテムで効果が変わる形なら特段変じゃないしな。
他のスポーツでも色々と応用が利きそうで、ゲームを作る。シミュレーションをするというのを考えてもなんか面白い。そういう風にスポーツを分解して理解したうえで色々設定すると奥行きが深くなるかもしれないな。
しかしあれだな高校野球シミュでは待球策が一番率が高かったけど、実際よかったという話だからな。ちょっと面白いな。だとすると選球眼が重要になるな。
一方で投手はコントロールが重要だったけど逆に言い換えればまさにそれだったしな。アンダースロー一辺倒だったし。作者も狙ってやってたのかもしれないけど。
wiki見るとなんか色々あったみたいで面白い。他球団に真似されてしまうと、なかなか難しいみたいね。まぁ当然といえば当然なんだけど。