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CSCのブログのバックアップだったけど、こっちがほんちゃんに。

にき

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にき

風が強く吹いている 三浦しをん

2006年にでてるのか。そりゃアニメと12年も違えば大分変わってはいるな。500頁もあってボリュームはある。

アニメは原作にかなり寄っているのかと思ってたけど、結構変えている印象が強い。原作もアニメも予選会までに6割使う感じなのはそうなんだけど、印象としてはアニメの方が予選会までにいろいろ詰まっている。カケルの過去話も原作じゃ高原じゃなくて別のタイミングで喋ってるしな。全体としてはアニメの方の構成の方が個人的にはわかりやすいと思う。原作は予選会で基準タイムをあっさり超えてて、それはそれでどうかと思ってたし。この12年で駅伝出場に必要なタイム基準が変わってたりとかもあるみたいだし、30分アニメ25本の演出上的にも、うまく落とし込んでいるというか。


文中で特に気になったのが「最前」という言葉が多く使われるところ。「さっき」という意味で使われている。普段使わないのでここで毎回引っかかる。もまえかよ。
あと「竹青荘」をなんて読むのかわからない。「アオタケ」の呼称は余り使われないのもあって、文中ではよく出てくるんで引っかかる。
「ひとだんらく」も出てきたな。「舟を編む」の前の作品だからともとれるし、キャラクター的にそういう感じとも取れるけれど、どっちだ?ってなる。

面白いと言えば面白いんだけど、思っていたほどって感じだった。まぁまぁまぁって感じかな。アニメの映像に引っ張られてしまうところが強くて、描写としては薄い感じをうけた。まぁ文字だけと絵があるのでは受ける印象は全然違うからな。
むしろプロローグの描写を、アニメは最後につなげていて好き。
アニメはアニメで大きく変えた部分で原作と結構大きな齟齬がでてるなっていうところもあるんだけど、アニメの方がうまく設定が使えている部分もあって、そこらへんは一長一短というか。とりあえず喜安はいい仕事をしたとは思う。ゲス記者は演出的に中途半端感はあったけど。


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