F1開幕。オーストラリア。Fダクトがなくなったらしい。
予選は結構なサプライズ。マクラーレンが1列目。レッドブルが3列目。フェラーリはQ2沈没。メルセデス以外はルノー、マルドナド、フォースインディア、トロロッソと結構カオス。ライコはQ1沈没。
決勝になってみると意外に見慣れた光景。マクラーレンが速いパタン。最初の1コーナーで事故があって下位軍団はいろいろダメージを負った。
予選3位のグロージャンはマルドナドとやりあってリタイア。ミハイルもヴェッテルとやりあっている最中にギアをなくしてリタイア。とカオス陣営が脱落。カムイはスタートでリアにダメージを負ってそのままの走行の割りに、最後尾からジャンプアップしたペレスと共にしぶとく走行。ライコをきっちりブロックして中段グループを形成。一旦落ち着くとマルドナドが速いくらいで、結構普通。ミディアムとソフトとの差があまりなくタイヤ戦術的に難しいところらしい。
終盤入り口あたりでケータハムのペトロフがホームでとめてセーフティーカー。今期は周回遅れが追い越して隊列を組み直していいようで、一気に全体のタイム差がなくなった。ちょうどタイヤ交換のタイミングともかぶり順位の変動が結構あったようだった。
リスタート後いろいろバトルってる中、セナとマッサがやりあったりしてマッサリタイア。最後の最後でアロンソをつついていたマルドナドがスピンしてクラッシュ。映像では分からなかったが7位で踏ん張っていたペレスもロズベルグと接触。ロズベルグはタイヤをやって結果12位。カムイ・ライコはその間隙を縫ってポジションを上げた。
バトンがタイヤマネジメントも含めて安定した走りで優勝。バトンのパターンになっていた。ハミルトンはセーフティーカータイミングでヴェッテルに逆転されて3位。
アロンソは何だかんだで決勝では強かった。それに比べてマッサときたら下位に落ち込んでしまい抜け出せない状態。この差がチャンピョンになれるかどうかなのだろうか。ライコも後方スタートだった割にしぶとい強さで入賞。レース中では声を荒げたりするんだな。やはりチャンピョン陣は決勝でしぶとくミスをしない印象。ポイントを一つ一つ積み上げることを厭わないな。GP2チャンピョン陣はその意味では荒いな。
ウィリアムズのマルドナドの強さが光ったが、結果クラッシュしたし、ロズベルグもノーポイントに終わったし、中段がより混沌としたといってもいいかもしれない。
ザウバー陣はザウバーらしいといえばらしいレースでダブル入賞。現時点でコンストラクターズ3位w。最初の事故がなければという感じか。しぶとくレースしてポイントをとるスタイルになっていているな。逆に言えば上位陣とはまだ渡り合えない。というかそれしかないか。
フェラーリが相対的に後ろに来て、メルセデスは速くなったのかな?。ロズベルグだけで判断するのが難しい。キャリアも結構なのにロズベルグはあがってこないな。シューマッハに常に勝てるわけではないんだよな。
レッドブルとマクラーレンが2強とすると、その下ではアロンソ、フェラーリ、メルセデスで調子いいのがあがってくる。昨年の流れと同じで今のところこんな感じか。でその下は去年に比べればルノーはまだまだだし、フォースインディアは決勝での速さがない。マルドナドは速かったが今回だけ特別速かったのかどうか判断が難しい。という感じで相対的にザウバーが良かったな。トロロッソも今一歩ではあったし。ケータハムは定位置に戻っちゃったな。
中段はどれだけミスせずしぶとく走って上位陣の隙をついてポイントを拾えるか。というのは変わらないみたいだな。ザウバーは予選どうのよりかはもう少し速さがあれば上のミスで表彰台を狙えるんだが。
放送的には意外に落ち着いた放送になったな。実況分が少なめで、河合ちゃんと今宮さん成分が多くなった。まぁたまに滑舌的な意味で何を言っているのか分からないんだが、いろいろ言おうとはしてくれている感。スタジオと現地で実況しているのか会話がちぐはぐだったりするけど。
とにかく今回のでレッドブルヴェッテルの独走というわけではなさそうだというのが分かった。その点で今期は長く楽しめそうだ。来週のマレーシアも面白くなりそうだしな。