新しくなった川崎市の図書館システムを使う。
まず前より使いづらくなった。前のシステムになれているからというのもあるが、直感的にどこを押せばいいかわからない。検索するにしても、分類の項目が文字だけになって、分類コードの数字がなくなった。自分の検索したい蔵書がどの分類かというのは、今までのように分類コードの数字をつけてくれるならわかりやすいが、文字だけではわからない。なにしろ蔵書検索の蔵書情報にも載っていないのに、その分類を文字情報から推測して検索しなきゃならない。アフォか。さらに一画面に表示される本の数が今までの10冊→5冊に。並び替えのような機能もどこにいったかよくわからないし、何より見づらい。一回の操作で得られる情報が少なくなり、さらに使うにはより知識がいるという妙なシステム。
また、その本の情報にたどり着いたとしても在庫情報がデザイン的に見難い。今までのように何処の図書館にどれだけ。というのがざっとわかるのではなく、レイアウトに情報毎の区切りがなく、この本の情報がどれに対応しているのかが直感的にわかりづらい上に、在庫なのか書庫なのか貸し出しなのかもぱっと見でわからない。誰このレイアウトにしたの。
さらに新しくできたという、予約順位表示機能。これはありがたいと思いきや、片手落ちのだめ機能と化している。自分自身の予約情報を見る際にこの順位が表示されるが、順位だけでは意味がない。市が持っている図書館の総蔵書数があって初めて意味をなすのに、予約情報画面から見れる蔵書情報には、総蔵書数のデータが載っていない。わざわざ別に検索しなおさないと、蔵書数をチェックする事ができない。誰?このアフォの考えでデザインしたやつは。順位だけなら蔵書数だけの前のほうがマシ。
予約した人間が気になるのは、予約順位じゃなくて、あとどのくらいで予約した本が来るかであって、それを確認するには順位と総蔵書数のデータがあってはじめてわかるというのに。
蔵書が1冊で予約順位9位と、蔵書が50冊で予約順位が150位じゃ全然意味が違うわけだ。前者は一回の貸し出しに約20日を見こんであと約180日かかるだろう。とざっくり予想できる。後者は60日。蔵書の数との割合、回転数で予測するものなのに、重要なもう1つのデータを同じ所に見せないとはどういう了見だ。
半月もかけてシステムをいれなおしてこれか。金かけてこれか。これで一体誰が得をするというのか。どうせならリクエストフォームもネットで出来るようにすればいいのにそれもないしな。利用者メニューからやれば別に嵐とかもないだろうに。予約の取り消しだって今までだって自分で出来たしな。延長が自分で出来ますだって、一回返してもう一回借りればそれでいいし。たいした得にもなってない。
新機能どころか、デチューンにも程がある。というのがオレの感想。中身のシステムまではよく知らんが、なんでデザインをまるごと変えちゃうような事したんだか。一見さんにもわかりづらいだろうしな。新しく使ってみてわかりづらいと思ったんだから、ほかの人も大抵そう思うだろ。データの見せ方が下手すぎる。全くもってがっかりだ。マジ責任者出てこい。と思った。