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CSCのブログのバックアップだったけど、こっちがほんちゃんに。

たまにはゲーカテでニキ

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たまにはゲーカテでニキ

ニコニコの世界のゲーム売上本数ベスト50なるものがあったから見た。日本のベスト30も見たがその数字と比べて、意外と日本のシェアが低い。世界でも結構売れてるゲームが多いことがわかる。とは言ってもほとんどが任天堂だからなんとも言えない部分もあるし、集計の仕方もポケモンだったら赤・緑で一緒にカウントされてたりするから、厳密な数字ではどうなのかはわからないが、結構驚きだった。
 動物の森や脳を鍛えるDSなんかは、端から見ると日本メインのように見えた。でも実際は結構外国でも売れている。FFやGT、クラッシュバンテクーとかドンキーコングは、世界で売ることを念頭においているゲームだというのがわかるし、その意味で汎用性の高い作品だから外国で売れていても不思議じゃないのだが、マリオ系にしろポケモンにしろ、よくよく考えてみればもともとは日本人が好みそうなキャラが先にある世界観であるから、そういった作品が世界中で売れているというのは、非常に興味深い。
 一方で当然ながら日本では対して知られていないが、世界的には売れている作品もある。EAは完成度がいまいちな気がするが、特にFPS系の作品が結構入っている印象がある。自分から見るとゲーム的には悪くない感じはするが、世界観がどうも受け付けにくいというように感じられるのだが、実際他の人はどうなのだろう。007、GTA、HALOなどが目に付くが、どれも日本ではそこまで話題になるほど売れていない。4位のダックスハントにいたっては驚きというより吹いたw

 また北米市場はロングセラーであるのが当然で、今なお前世代機では変化があるというのも面白い。
 日本のシングルCDの売上げなんかを見ると、売上げのほとんどは発売1ヶ月で決まってくる。最初の4週間で感覚的だが最終的な売上げの7、8割はいく。初週でトップ10に入っていても、二ヶ月経っても100以内なのはまれだし、数ヶ月に渡って売れ続けるCDというのは、年に一、二本あるかないかといったところか。アルバムはもう少し寿命が長いが、はじめの4週で最終的な出荷本数の半分くらいはいっているパターンが多い。
 ゲームでも結構似たり寄ったりなところがある。よっぽど長く売れたなんていうのは、200万を越えるゲームに限られる。昔でいえばポケモン赤・緑はそうだった。発売から二ヶ月ほど経っても毎週コンスタントに数万本売り上げていた。で、それが半年くらい続く。FFやドラクエは最初に2、300万売ったりするが、それらは別格としても、やはりゲーム市場でもCDなどと同じような傾向であった。
 近年のデータは知らないからなんともいえないが、これと北米市場の売れ方を鵜呑みにすれば、日本におけるゲームというのは、一種の消耗品でその意味でファッション的な要素が比較的強いのではと思う。熱しやすく冷めやすい印象を受ける。
 
 一方で皆がやってるから脳トレ。皆がやってるからポケモン。動物の森。モンハン。日本におけるロングセラー的な作品の大半はその傾向が強いように感じる。そう考えると日本の売れ方と北米での違いは、そういう文化的なものがあるんじゃないかと感じる。
 もちろんゲームとして面白いかどうかが一番重要であり、売れるゲームというのは基本的に面白いものが多い。面白いものが流行りにのるパターンがあり、結果としていいゲームが流行を越えて長く売れるようになったりしているだけなのかもしれない。もしかすると意図的に品薄状態にして煽ったりとかもあるかもしれない。ま、面白くなければ一気に廃れるのはたまごっちで経験済みであるし、結局面白い作品が売れているのなら、それはそれでいいのかもしれない。とは言っても、向こうでの売れ方は知らないが、ロングセールスと一言でいっても、その質は自ずと違ってくるように思う。


 それらよりも一番驚いたのは売れている本数。初代マリオ4000万、GBテトリスの3000万。50位のスト?だと600万ちょっとある。初期作品の大ヒットは比較的本数が大きめになりがちだが、ちょっと少ないような気もするが、よくよく考えてみると実は凄い。
 調べてみるとタイタニックは約16億ドルの配給収入があったそうだ。ざっと2000億円として、1000円の人数割りだと2億人が見ているバケモノ作品だが、当時、初代マリオは約5000円ほどで売っていた。ということは売上げで見るとほとんど変わらない。かかった費用をみると雲泥の差がある。マリオ超ヤバイ。タイタニックの10年前に同じ売上げを出すコンテンツだぜ。マリオシリーズ、ポケモンシリーズで見たら、どの娯楽コンテンツも敵わないのではないか。スターウォーズ、ハリーポッターも霞むんじゃね?

 国内においてドラクエやFFというビックタイトルが話題になりがちだし、近年ではハードの失敗からあまり注目されていなかったが、それでも任天堂は日本一のゲームソフト企業であると今まで思ってきたがどうだろう。確かにDS、Wiiの快進撃を見れば今や日本一を誰もが納得するであろうが、このランキングを見たら認識を改めずにはいられない。FC以来世界一のゲームソフト企業であり、下手をすると世界一のエンターテイメント企業かもしれない。
 例えば2000年以降で見れば、任天堂の順位はもっと落ちるのは確かだが、それでもコンスタントに上質な作品を出してゲームユーザーの信頼を獲得している。ギャルゲー以外wのあらゆるジャンルで世界的ヒットを生み出しているといっても過言ではない。任天堂ヤバイ。超ヤバイ。宮本茂マジヤバイ。


 最近は映像・音楽などの安価で受けるだけの娯楽に浸ることが多かったが、このランキングを見て、能動的な娯楽の奥深さというものを垣間見た気がした。シナリオとか演出とかでなく自ら作り上げる遊び。確かにそれがゲームや遊びの醍醐味であるような気がする。



テストがてらURL貼り。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm462505
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