シムシティ2000のポンプと水配置の話。上水場をつくろうとした時。
1つの水タイルが影響するのは周囲の8マスなので、水タイルが生み出す水量は最大7200*8→57600。よって基礎水量が57600以上ならわざわざ水タイルを張る必要はない。
水タイルの周りにAコポンプがあるパターンを考えた時に、7200*Aが水タイルがポンプの変わりにもっている水量。よって7200Aがポンプがもっている基礎水量以上なら、そのパターンは有効。と言えるはず。
まずわかりやすい格子状のパターンを基本に考える。
ポ水ポ水ポ このような格子状の時、内側の水タイルのA値は4。
水ポ水ポ水 実際のプレイでは外周部分では2か3なので
ポ水ポ水ポ A<4。大きさによるがだいたい3.5くらいとして水量は25200。
水ポ水ポ水 基礎水量が25200以下ならばこのパターンで水を配置することで、
ポ水ポ水ポ ポンプだけの時よりコストパフォーマンスが向上する。
A=5のパタンは
ポポポ
水ポ水
ポポポ
が思いつくが、これを広げるとA=8のパタンと同じになる。なので省略。
ポポポポポ このような一列ずつの時、内側の水タイルのA値の最大は6。
水水水水水 こちらは外周部分では2か4なのだが、こちらも大きさによるが
ポポポポポ 平均A=5くらいにはなりそう。だとすると水タイルの水量は36000。
水水水水水 基礎水量>36000ならばこのパターンで水を配置することで、
ポポポポポ ポンプだけの時よりコストパフォーマンスが向上する。
A=7のパタンは長方形になるが、
ポポポポポポポ こんな7*5のようなパタンになる。
ポ水水ポ水水ポ A=7確定なので水量は50400。以下同文。
ポポポポポポポ
ポ水水ポ水水ポ
ポポポポポポポ
A=8のパタン
ポポポポポ 水量は57600。
ポ水ポ水ポ
ポポポポポ
ポ水ポ水ポ
ポポポポポ
で、上にあるようなパタンが無限にある、もしくはループしているとして、部分で同じパタンだけを区切って1タイルあたりの水量を見る。
A=4とA=6のパタンは水とポンプが1対1なので
A=4→基礎水量+25200(28800)÷2→基礎/2+12600(14400)
A=6→基礎水量+36000(43200)÷2→基礎/2+18000(21600)
A=7のパタンは
ポポポ
ポ水水
を敷きつめたパタンなので、
A=7→(基礎水量*2+50400)÷3→基礎*2/3+16800
A=8は
ポポ
ポ水
を敷き詰めたパタン
A=8→(基礎水量*3+57600)÷4→基礎*3/4+14400
よって、基礎水量が違うと最適なパタンも違うという結果に。
やっとここまできた。あとは比較だけ。
A8とA7でまず比較。
基礎*3/4+14400=基礎*2/3+16800
という式になる。
基礎/12=2400なら同等。
基礎/12>2400ならA8がよい。
基礎/12<2400ならA7がよい。
基礎=28800よって、基礎が28800以上ならば、ゲーム上の実際の値で言えば30240以上ならばA8。
基礎が28800以下、実際値26040以下ならばA7のほうが効率が良い。
次にA7とA6
基礎*2/3+16800=基礎/2+18000(21600)
とりあえず最大値でやると
基礎/6=4800→基礎=28800
基礎>28800ならばA7
基礎<28800ならばA6
なぜだか28800の数値がかぶったが、答えとしてはこうなる。
1200だと基礎7200でA7が断然得。
実際にはタイルは有限なので、その大きさと端の部分なども含めないといけない。最小公倍数の同じ面積で数えてみるのが一番手っ取り早いが、今はそこまで考える気はない。ただ、想像以上にA7の効率が良い。
一例として、基礎水量→nとして、A6の6*6とA7の7*5で比べてみると
A6→80*7200+18n
A7→56*7200+27n
A6=A7→24*7200=9n→19200=n
となる。1タイル分少ないにも関わらず基礎で19200以上あればA7のほうが得。
1タイル水量だとA6は16000+n/2、A7は11520+27n/35
4480=19n/70 → 44800=19n/7 → 313600=19n
→n=約16505
タイルパタンとしてはA7→(3x+1)*(2y+1)、A8→(2x+1)^2、A6→2x*y 、ってとこか。
まぁそんな感じ。