三峡ダムを作る時、他の都市の発電所は作るべきかどうかを考える。
まず火力発電所のハンマーは150。都市の素ハンマーをHとすると、発電所建設でH*1/2が生産ハンマーに加算される。ということは
150÷H/2=a
のターンで「火力発電所建設のために使ったハンマーの元が取れる」ということになる。ということは、三峡ダム完成ターンからaターン+発電所を作るためのbターン前の状態では、火力発電所は建てなくてもハンマー的に損得が無く、コイン増幅施設などを先に建設できるためにむしろ得であると確実にいえる。
普段やってると三峡ダムは10ターンくらいかかる。その前段階でのプラスチック、産業主義の取得にやっぱり合計10ターンくらいかかる。
Hが20だと溶鉱炉+工場+宗教組織で、火力発電所を作るのにおよそ5ターン。元を取るのに15ターン。ということで、産業主義に取り掛かるときにはもう、発電所建設はしなくていいことになる。
同様の条件でHが10だと、火力発電所を作るのにおよそ9ターン。元を取るのに30ターンかかる。さらに19ターン以前というと下手すると内燃機関くらいには、発電所はもう建てなくてもいいのかもしれない。
発電所などのハンマー増幅施設以外の生産を先に行うことで得られる利益を考えると、もっと先取りしてもいいはずだが、その利益をどのように比較するかの考え方がわからないのと、ハンマー効率を基準に今までやってきているので、ここでは考えない。
次のステップというわけではないが、発電所より工場の重さというのは実はかなり気になる。三峡ダムを考えた時、三峡ダムができた瞬間か、そのすぐ後に工場ができるのが一番効率が良さそうに感じる。
普通にプレイしている工場と発電所はワンセットで考えている。工場を建てたらすぐに発電所というのが普通だ。でなければ工場を建てるのはかなり重い。
では、工場も建っていない状態かつ三峡ダムが必ず建つと考えた時に、工場はいつ建てるのがハンマー効率が良いのか。
感覚的に最初に言ったようにダム完成直後が最も望ましいとは思うが、工場ハンマーの元が取れる期間が十分にあるならば、当然早い段階で工場は建てるべきとなるし、となると発電所もセットで立てた方が良いということになる。つまるところ、大量生産取得後に一部の生産都市以外の都市では工場をすぐ建ててしまってもいいのか。大量生産から三峡ダム建設完了までの間のターンのどのタイミングで工場建設をすれば、ハンマー効率増大に有効なのか。を考えてみる。
火力発電所の時と同様に考えると
250÷H/4=c
が、工場単品で使ったハンマーの元を取れるためのターン数。そしてdターンが工場建設に使ったターンとすると、(c+d)ターン以内にクリアになるような状況ならば、別のコイン施設を建てたほうがむしろ得であるということになる。
でHを20とおくと、cは50?!ターン。宗教組織+溶鉱炉でdも約8ターン。58ターンだと?どういうことだ。大量生産取得から58ターンあったら、三峡ダムどころか核融合までいってるんじゃないか?よくわからないけど。
H=10とすると、c=100、d=17。117ターンは流石に宇宙いっとるだろこれは。
H=30ならば、c=34、d=6。36ターンでもかなり重い。
h=40では? c=25、d=4。約30ターン。
h=50の製鉄用都市では、 c=20、d=4。うーん。
どうもやっぱり発電所とワンセットで考えるべきなのかもしれない。そうでないとこの重さはきつすぎる。
でセットで考える。計算はざっくり。
400÷H3/4=e
f=b+d
主に工場が足を引っ張るけど、元が取れるターン=e、つくるために=f。
H=10、e=53.33、f=約27、80ターン
H=20、e=26.66、f=約13、40ターン
H=30、e=17.77、f=約9、27ターン
H=40、e=13.33、f=約7、21ターン
H=50、e=10.66、f=約5、16ターン
ああ、これならつくれるな。つまり工場だけつくって三峡を待つというのはやりかたは基本ないということか。トータルターン数を見るとハンマー30以上あるなら、三峡前に作ってかまわなそうだな。逆にハンマーが無い場合は、工場を三峡完成に合わせて作った方が良さそうだ。
また、前のクレムリン考察で条件がそろえば工場発電所を両方購入したりするのも、比較が難しいが効果は高そうだというのもわかってくる。この時期にクレムリンは建ってないことが多いので、三峡ダムにあわせて買えれば結構効果は高いのかな。
結果、ターン目安は大体800÷Hってところみたいだな。あとは大量生産取得後から三峡ダムのタイミングで判断することができれば、今までのプレイよりもっと効率的な運営が可能かも。
三峡ダムが建っている状態なら工場だけでいいので、計算式は
250÷H3/4=c' 立つターンはdとなる。
H=10、c'=33.33、d=16.66、50ターン
H=20、c'=16.66、d=8.333、25ターン
H=30、c'=10.11、d=5.55、15.66ターン
H=40、c'=8.33、 d=4.166、12.5ターン
H=50、c'=6.66、 d=3.33、10ターン
500÷Hか。それでもハンマーの無い都市には増幅施設の負担は重過ぎるか。人口をガンガン上げて、草原工房などで最低でも20くらいないとハンマー的にはきつそうか。発電所まで行くのがきついからな。金銭増幅などを建てて擬似ハンマーとするほうが得なのかもな。でも面倒なのでそれ以上は考えない。
別に製鉄所のハンマー効率もちょっと考えてみる。
700÷H=g
工場発電所が建っていないと溶鉱炉と宗教組織でH=40で約12ターンかかる。発電所まであると約8ターン。そしてg=17.5。基本的に発電所よりハンマー効率は悪く、ブースト資源も無く重い遺産なので、技術的には重いが、どちらかというと大量生産のほうを優先したほうが良さそうだ。でも偉大な技術者がいれば優先して鉄鋼を取りにいき多少の過剰ハンマーでもすぐ建てたい。トータルではむしろ得になるはず。同時期には重い重い女神やペンタゴン。クレムリンもすぐだし、遅い場合はタージマハルもある。建てるものが目白押しなだけに偉大な技術者で製鉄所は悪手にはならないというより、技術者を使う場合の最善手じゃないかとさえ思う。
溶鉱炉もついでに考えてみる。
150÷H/4=j
当然組織化。
H=10、j=60、k=12、72ターン
H=20、j=30、k=7、37ターン
H=30、j=20、k=4、24ターン
H=40、j=15、k=3、18ターン
H=50、j=12、k=2.4、14.4ターン
綺麗に目安が720÷Hだな。中終盤ではこれが目安になりそうだ。都市がどれだけ成長加速できるかにもよるけど。で目安比較だと三峡がある場合では工場から先にというのもあるのか。クレムリンとかの環境次第にもよるのだけれど、なかなか難しいところだな。
こういう計算式とかは本当は表計算にぶっこんでグラフ化したほうがいいのはわかってはいるんだがな。