寝る前に五路を脳内で色々やってたらよくわからなくなった。
天元横に対してハネが最低でも1目勝ちになるのはゆるぎないのだが、その他の変化図に自信が持てなくなった。昔の自分がどんな手を見ていたのかも思い出せない。
そもそも初手二の二の結論すら怪しいので一から潰していく。
メモ帳にコピペすると見やすい。
┌┬┬┬┐ ┌┬┬┬┐
├┼┼┼┤ ├┼┼┼┤
├┼○肆┤ ├┼○○┤
├●参┼┤ ├●●┼┤
└┴┴┴┘ └┴┴┴┘
4手目まで単純にこうなった場合。
┌┬┬┬┐ ┌┬┬┬┐
├┼┼┼┤ ├┼┼┼┤
├禄○○┤ ├○○○┤
├●●伍┤ ├●●●┤
└┴┴┴┘ └┴┴┴┘
黒伍では勝てないので
┌┬┬┬┐
├★┼┼┤
├┼○○┤
├●●┼┤
└┴┴┴┘
試しに★と飛んでみると
┌┬┬┬┐ ┌┬┬┬┐
├●参┼┤ ├●○┼┤
弐壱○○┤ ●○○○┤
├●●肆┤ ├●●●┤
└┴┴┴┘ └┴┴┴┘
白が参とオサエるなら肆と黒はノビるしかないが、
┌☆┬┬┐
├●○┼┤
●○○○┤
├●●●┤
└┴┴┴┘
白は単にアテていい。
┌○┬┬┐ ┌○┬┬┐
壱●○┼┤ ●●○┼┤
●○○○┤ ●○○○┤
弐●●●肆 ├●●●○
参┴┴┴┘ ●┴┴┴┘
となって、最後はセキにはなるが、白が2目良い。
┌┬┬┬┐
├┼┼┼┤
├★○○┤
├●●┼┤
└┴┴┴┘
というわけでマゲしかない。
┌┬┬┬┐ ┌┬┬┬┐
├┼┼┼┤ ├┼★┼┤
├●○○┤ ├●○○┤
├●●☆┤ ├●●○┤
└┴┴┴┘ └┴┴┴┘
☆と打つのは★からで単純に白が死ぬ。
┌┬┬┬┐ ┌┬┬┬┐
├☆┼┼┤ ▲○┼┼┤
├●○○┤ ├●○○┤
├●●┼┤ ├●●◆┤
└┴┴┴┘ └┴┴┴┘
なのでオサエるしかない。
黒の候補は▲と◆まず浮かぶが、
┌┬┬┬┐
├○★┼┤
├●○○┤
├●●┼┤
└┴┴┴┘
★のキリを考えてみる。
┌参┬┬┐ ┌○┬┬┐
弐○●壱┤ ●○●○┤
├●○○┤ ├●○○┤
├●●肆伍 ├●●●○
└┴┴┴┘ └┴┴┴┘
単に壱とカカエて何のことはない。
黒から何もないし、白は活きているが黒は死んでる。
┌弐┬肆┐ ┌●┬●┐
参○●壱┤ ○○●○┤
├●○○┤ ├●○○┤
├●●┼┤ ├●●┼┤
└┴┴┴┘ └┴┴┴┘
弐でマクってコウになったとしても
┌●壱●参 ┌●○┬○
○○●○質 ○○┼○○
伍●○○肆 ○●○○●
禄●●弐鉢 ●●●●●
└┴┴┴┘ └┴┴┴┘
黒にコウ材はないので、そのまま解消して白の2目勝ち。
┌┬┬┬┐ ┌○┬┬┐
★○┼┼┤ ●○┼┼┤
├●○○┤ ├●○○┤
├●●┼┤ ├●●┼┤
└┴┴┴┘ └┴┴┴┘
つまり★にハネても白は殺せない。
┌┬┬┬┐ ┌┬┬┬┐
├○┼┼┤ ├○┼◆┤
├●○○┤ ├●○○◇
├●●★┤ ├●●●△
└┴┴┴┘ └┴┴┴┘
なので、何はなくとも★しかない。
白は◆のハサミツケがあるため、◇か△をまず考えるところだが、
┌┬┬┬┐
├○☆┼┤
├●○○┤
├●●●┤
└┴┴┴┘
このツギを考える。
┌┬┬┬┐ ┌┬┬┬┐
禄○○┼弐 ○○○┼○
肆●○○壱 ○●○○●
伍●●●参 ●●●●●
└┴┴┴┘ └┴┴┴┘
こっちからハネツグと、黒の1目負け。
┌┬┬┬┐ ┌┬┬┬┐
壱○○┼┤ ●○○┼┤
├●○○┤ ├●○○┤
├●●●弐 ├●●●○
└┴┴┴┘ └┴┴┴┘
なので壱しかないが、白は当然弐なので、この形はセキ生きしかなさそう。
で、やってみるとえらい面倒。
┌弐┬肆┐ ┌○┬○┐
●○○┼┤ ●○○┼┤
伍●○○禄 ●●○○○
├●●●○ ├●●●○
└参┴壱┘ └●┴●┘
仮に黒は二眼活きを目指しても、白は何もしない。3目しか作れず1目負けてしまう。
┌★┬▼┐ ○┬○○┐
●○○┼◆ ●○○●●
├●○○┤ ●●○○○
├●●●○ ●●●●○
└┴┴┴┘ └○●┴●
まぁ相手を攻めるしかないのだが、どうやらどれもよくて両コウで活き活きになってたりする。
ルール的に無勝負なのかどうかはあるのだけれど、アゲハマ的には黒が1目負ける。中国ルールでは持碁かもしれないが。
┌┬┬┬┐
├○┼┼┤
├●○○┤
├●●●☆
└┴┴┴┘
それが結論じゃ面倒なので、遡ってここから白最善と思われる☆で考える。
┌┬┬┬┐ ┌▽┬┬┐
├○★┼┤ ▼○┼┼┤
├●○○┤ ├●○○┤
├●●●○ ├●●●○
└┴┴┴┘ └┴┴┴┘
とはいえ★はマクってもさっきのコウとほぼ同じ。単純な▼のハネも▽に受けられて白は活きて黒は死に。
┌○┬参┐ ┌○┬●┐
●○肆┼弐 ●○○┼○
├●○○壱 ├●○○┤
├●●●○ ├●●●○
└┴┴┴┘ └┴┴┴┘
仮にこんな感じで攻め合い風でも一手負けだし、白が妥協してセキになっても、白の中手が大きい分アゲハマで負け。
というわけで、初手二ノ二は黒負け。
で、本題は
┌┬┬┬┐ ┌┬┬┬┐
├伍┼┼┤ ├●┼┼┤
├壱弐肆┤ ├●○○┤
├┼参禄┤ ├┼●○┤
└┴┴┴┘ └┴┴┴┘
の後の七手目。
┌┬┬┬┐ ┌┬┬┬┐
├●┼┼┤ ├●◇┼┤
├●○○┤ ├●○○┤
├◆●○┤ ├◆●○┤
└★┴┴┘ └┴▼┴┘
★ではなく◆にカタツギならどうなるか。
白は◇と受けるしかないのだが、この形は初手二ノ二からの面倒なやつと同じ。
前のブログでも当然説明していたが、なんやかんやで黒が全滅とあってさっきのと違うことになっている。何を見ていたのか思い出せない。
そんななので◆とやるくらいなら▼とサガる方が得で、黒は持碁にできる。
つまり3目勝てる★と打つのが最善で、白は四手目で引くのは結果としては最善ではないという結論になる。
┌┬┬┬┐
├○┼┼┤
├●○○┤
├●●●┤
└┴┴┴┘
初手辺は二ノ二と比べて、この場面の白に
┌┬┬┬┐
├○◇┼┤
├●○○┤
├●●●☆
└┴┴┴┘
☆ではなく◇に打たせている分、ややこしくさせているとも言える。
また結果として初手辺と二ノ二では3目ほどの違いがある。とも言えそう。