とある魔術の禁書目録2 鎌池和馬 絵:灰村キヨタカ
1は感想書いてないんだな。絵がアニメと全然違うな。7年も前っていうのもあるんだろうが、アニメ絵に慣れてしまっていて違和感。
それはおいておいて、中身は能登キャラの話。錬金術。あーそうそうこういう話だったっけ。という感じだけど、うすーくアニメの方を思いだしてみた上で今回の本を読んでもよくわからん。アニメだけ見てもよくわからん印象だったからきっとそういう作品なんだろう。
描写とかは結構ざっくりで細かいものじゃないけど、すごい勢いという感じ。勢いでごりおしな感じの文章。厨二設定もごり押しなのはすごいな。フェィトもこんな感じなのかな。こういうのを突き詰めた印象。エヴァも今見ればそういうもんなんだろうかと感じる。あーそういういろんな設定だけが転々として全体として荒い部分があるから、いろいろ脳内補完できて同人誌にしやすいとかあるのかもしれんね。
一応記憶がなくなった主人公が自分を取り戻す回って事みたいだな。アニメではさっぱり分からなかったが。ラスボスシーンの意味とかも読んだうえでなんとなく分かった。
しかしそれにしても吸血鬼とはなんだったのか。錬金術だって思った事を現実にする。という設定にしなければいいのにな。皆どこかおバカなんだよな。アニメでは結構さくっと終わってた気がするんだが。杉田声で。
俺の妹が(ry 3 伏見つかさ 絵:かんざきひろ
アニメでいうとこの小説を書いてクリスマスデートしてアニメになる話。こっちは小説になって盗作されるという展開。
中身が携帯小説や編集部の話だったので、アニメではアニメ業界にしましたみたいだな。大人の都合ってやつか?。あとがきによれば実際小説自体も、いろいろそのあたりの描写で苦心したようなので、そういうことなのかな。ふむ。
ケータイ小説書いて盗作されて兄貴と黒猫でなんとかするお話。構成は基本的に変わってない。お互いの作品をけなすのを真似るところはアニメのほうが確かにいいな。あれはアニメならではだな。小説では真似できない表現。
構成はたいして変わらずで、進展としては黒猫沙織の設定が少し明るみになったり、まなみとも少し接し方が変わるというくらいかな。あと兄貴としての葛藤が増えるくらいか。関係が強固になるくらいで、関係が悪化して・・とかではないな。もちろんそんなの3巻も続けられんだろうが。
編集部の話がでてくるので、ワナビに対する発言は事実真の部分が大きいんだろう。あとがきでもそう言ってたし。そういう意味では業界ネタ内輪ネタだな今回は。オタ業界から少し進んだ世界が出てきたという意味でもあって、オタクの未来も見せようとしているんかな。
あと用語がわからなくてググル。ためつすがめつも健在だったな。
両方ともアスキーメディアワークスなんだな。なんとなく気がのって2冊一気に読んだけど。小説からアニメにして漫画にしてと、いろいろ大変そうだな。まぁある意味売れる作品が少ないって事なんだろうな。そうじゃなきゃ一つの作品を全部の媒体でやろうっていう発想にはならんからな。売れそうな作品を別のメディアから持ってくるというのは、そのメディアでのオリジナル作品の枯渇と同じ意味だもんな。
個人的にはもう人間の世界には人生を全てかけても消費できないくらいの名作はあると思っているんだけどな。確かに名作は言い換えれば古いものであるし現代とのギャップもあるが、時事ネタってことなのか、ネタの鮮度って事なのか。アレンジするだけでいい気もするけど。どうなんだろうな。
それにしてもインデックスはまだ予約多いな。おれいもはすぐなのに。