なんか偉い荒れた。クビサの大クラッシュにマジびびる。数年前の多重クラッシュ以来の衝撃映像。結構長いストレートからのヘアピンに入る前。抜きにいってラインはずして、コースアウトして跳ねちゃったもんだから、減速されないまま思いっきり結構深い角度でコンクリートに当たってもうね。あれはびっくりした。マシンの壊れ方。パーツの飛び散り方。弾んで滑って転がっていくマシン。あんな映像はどんな映画でも無理だろう。骨折だけという話でクビサに何もなかったのが不幸中の幸いか。
レース自体はマクラーレンが一段速い状態で進んでたが、グリップしないコースなのか、シケインなどで壁にぶつかるやらパーツ飛ばすやらで最終的に四回もSCが入るし、SC時のピットインのごたごたでロズベルグやアロンソがペナルティをうけたり、挙句にはフィジケラとマッサが信号無視で失格というかなりのグダグダ状態。
ただ、そのおかげか最終盤はスプリント状態。周回遅れの全くない中で12台が接近戦。これには久方ぶりに燃えた。ブログに残そうと思うくらい。タイヤ戦略のおかげで琢磨が最後の最後でアロンソ抜いて6位入賞だし、SAにとっては半分理想的な展開だった。ハミルトンが6戦目で初優勝。ハイドフェルド、ブルツ、コバにライコネンと、様相もがらり。コバみたいに予選から十数番以上上がるレースってどうよ。久しぶりの表彰台のブルツ背たかっ。
レギュレーションでマシン性能やレース展開を制約するのもいいけど、レースの方法も300km一発じゃなくて、ツールみたいな、チェックポイントで得点とかだと違った面白みがあるんじゃとか思った。
しかし今期はマクラーレンが抜けてる感があるけれども、他が結構混沌としてきた。フェラーリが二番手としても、ザウバーはそれを抜いてもおかしくないくらい調子いいし、その下のチームも結構力が競り合っているし、いろんなドライバーが活躍している状態のほうが、特定のファンを持たない人間にとっては面白いな。ライコネンが全くもってダメなのが残念だけど。