もうすっかり忘れているけど、今日見た夢はなんか怖かった。
夢の中で俺は田舎まで歩いている。1時間半で着く。実際は車で何時間で着く距離なのに着く。現実の風景とも似つかない。途中一回起きたがまた寝ると、なんやかやで今度は車で同じ道を通っている。ここを歩いたとか思っている。そして途中どこかの家に入って怖い思いをする。見たことないけど貞子みたいのが出てきた。で逃げられない。(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
夢の不思議さは、起きている時は全く覚えていないが、夢の中で夢の記憶があったりすること。夢の中でこの道は通ったとか、前の夢で同じような体験をしたとか、夢の中で思っていたりする。夢の続きが見れたりするし、なんか不思議だ。どこで記憶しているのだろう。もしくは記憶でなく感情の記憶なんだろうか。夢の続きを見ているという感情だけが残っていてそう思わせているんだろうか。最近はないが、子供の頃何回も見る怖い夢がある。何かひたすら追われるような夢だけど。その夢は、何回か見ているはずだけれど、逆にまたこの夢かという印象は夢の中ではもっていなかった。たしか。
他に、夢の中では夢の中特有の現実感がある。良く考えてみれば状況やらなんやらがおかしいのに、それをおかしいと感じない何かがある。何故かという疑問が出る時は、大体半分起きていて多少コントロールできる状態になったりするものだけれど、逆に起きてないとどんな状況も全て受け入れて行動している。変な話だ。夢の自分と起きている自分は厳密には違うということになるんだろうか。使っている脳が違うとこうなるということでもあるんだろうか。
この不思議さは、昔も今も何か人を感じさせるものがあるんだろう。夢占いなんてその最たる例だと思う。前世の記憶というのもそれと同じものから起因しているように思う。体の解剖はできても、脳みそは現代においてもまだまだ未知の領域だ。わからない事象に対して何らかの神秘性を持たせるのは、外国でどうかは知らないが、結構日本的なことじゃないだろうか。夢のお告げとかはそういった意味で神秘性を持っている。夢というよくわからないものを通じて、神や世界そのものとの交信をはかるというような、人知を超えた部分につなげてみたりする。
夢は基本的に原体験が元になっているはずだから、現実に依存しているはずなのに、時によっては、こうやって怖い思いをさせて寝覚めを悪くさせたりと、こうして見てみると現実干渉してくる厄介なやつだね。コントロールできる時は良い思いもできるけれど。
夢で会う人は、その人がこっそり自分の夢に入ってくるから、という夢のある話も、知らないものは夢には出てこないなら、その人の夢に俺が出てくることはまずないはず、とも思うが、ネットみたいな形で脳波やらなんやらで、夢が共有されたりしたら可能か?とも思ったりする。
そういう意味も踏まえて考えると、ドラクエ6の世界観って良くできているし、色々と哲学的だったりするなー。作った人達がどこまで考えて作っていたのかは知らんけど、味わい深いね。