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備忘録

CSCのブログのバックアップだったけど、こっちがほんちゃんに。

Nスペ

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Nスペ

 認知症のやつ。
 認知症の半分がアルツハイマー型で、他にもいくつか種類があるというのを初めて知った。アルツハイマーとボケ自体別のものかとおもってた。老人性のボケともまだ別のものなんだろうか。レビー小体やら、側頭葉とか脳圧とかあるみたいで、どのタイプの認知症かで治療方法も変わるとか。
 レビーは幻視。机バンバンとか脳圧のほうは歩き方がおぼつかなくなるとか各々特徴がある。アルツハイマーが半分以上だが結局症状を遅らせる程度しかできないと。老いに関する病気であるなら致し方ないか。
 脳圧のほうは頭を打ったことで症状が出たのだろうか。そこら辺がよくわからないが、水を抜いただけであそこまでわかりやすく改善するのは驚き。5%程度らしいが老人社会ではかなりの数になるんだろうし、これからそういうボケ診断も重要さを増すだろうし、ほとんど発見されていない割合からしてその外科手術も増えていくだろうな。
 
 話を聞いているとアルツハイマーの原因は特定のたんぱく質だかがたまることで、脳の神経細胞をすぐ殺してしまうようになるとか。それを働きを中和させるような薬が開発されているようだが、まだ効果が確定的ではないようだ。いままで色々作られてはきたものの、最終段階で駄目になった薬も多い分野だとか。早く効果が認められて世に出てくるようになればいいな。
 その原因となる物質は脳みそを使っている部分でたまりやすいとも。脳みそは使えば使うほどという話はよく聞いていたが、一概にそうとも言いきれないということなのだろうか。脳みそを使わないほどボケなくなるとはなんだか皮肉のような気がしないでもない。
 また生活習慣との因果関係もあるらしく、糖尿や高血圧だと発症の割合が2倍弱までになるという。なぜそうなるのか。どういった因果関係で発症しやすくなるのかは説明されていなかったが、発症する20年前からわかるという。生活習慣の改善で予防できる病気であるというのは、不治の病でも発症させなければいい分救いはあるか。ただその原因物質が脳を使えば出てしまう以上、上手く排泄するとかできればいいのにとは思う。そういう機能が脳に備わっていないか、脳の仕組みがそこまでの高齢に対応できていないのか。脳内の新陳代謝についての何か研究はされていないのか。筋肉なら乳酸がたまるとか使って壊すことで太くなるとか俺でも知っているくらいだが、脳みそはさっぱりワカラン。職業別とかで発症割合が違ったりするのだろうか。それとも生活習慣や遺伝子的な個体差の方がずっと大きいのか。環境因子とどちらが影響力が強いのか。俺が学生だったら論文かけそうだな。

 
 
 日本の借金の話。
 大蔵官僚の聞き取りが長年行われていて、それを基にしたお話。法律上出せない赤字国債を初めて出す時など藤井さんとか昔の事務次官が多数インタビューに答えていた。
 あの人たちは相当頭が良いはずなのに、雰囲気がどうのとか自国の経済状態がどの段階にあるのか、といった前提条件の認識が甘いという印象を受けた。まぁ傍から見てる未来の人間からはそう見えるだけであって、その場にいたら誰もわからないのかもしれないが、麻薬のようなものと戒めつつ今に至る過程はひどいとしかいいようがない。特に政治的な意味でのひどさは格別。
 田中角栄の社会福祉元年じゃねーよ。無い金を使うとか何を考えているのか。人気は高かったらしいが、うしろの世代に借金を残す悪政のように見える。高度経済成長といわれて浮かれ、自分達は先進国の仲間入りをして、これから先進国としての政治体制や政策を実施しなければとか考えたりしたんだろうか。日本はまだまだそんな立派な国じゃないと俺は思うし、他の国でも同様にすばらしい国があるとはおもっていない。中途半端に余力ができてしまったために弱者救済策に打って出てしまったがために、増える歳出を食い止められなくなった。で、オイルショックなどの不景気要因で税収が足らなくなる。権限を持っている人間が無責任なことをするという性質の悪い一例。

 世界から先進国だしお前何とかしろといわれて、無理な財政政策をやって効果もそこまで上がらず借金が増えるとか。あの時期に6%とか無理に決まってんだろ。戦後ずーっとやってきてそこそこ効果があったからって同じような財政出動繰り返すなよ。どうせなら場当たり的な金の使い方ではなく、もっと戦略的な使い方もあっただろうに。経済状態が成熟してきてんのは数字からしてわかってるだろうし、確信犯的な外交・政治主導での弊害だよな。金使えば経済が上向くとか馬鹿でもいえるわ。

 細川政権時代の消費税を一晩で引っ込めて、かつアメリカの貿易赤字の外圧を受けて減税を実施するとか馬鹿にもほどがある。減税だけでいいわけがないし、アメリカの方は日本の借金問題なんか気にも留めていないんだから性質が悪い。しかもいきなり増税を発表したって反発食らうのは当たり前なんだから、無駄遣いのない行政運営やら効果の高い財政投資とかもっと地固めしろよ。よせあつめ政権の軟弱さがもろに出ている。しかも日本にとって得なことがほとんどない。小沢が関わるとろくなことが無い。

 また消費税導入を唱えた大平選挙の有権者及びマスコミの姿勢もどうだったのか。結局竹下時代に消費税の導入はなったが、もっと行政及び政治家に対して無駄遣いの削減や分析なりをしてもっと啓発すべきであったとは思うし、官僚のほうもそういった増税感情に対しての認識が甘かったといわざるをえない。これだけやれば国民も納得ってお前が納得してるだけじゃ。必要な無駄があるのはわかっているが、なあなあのしがらみ的なものはどんどん切るべきとは思うんだが。経費削減だけじゃなくて最も生きた金の使い方まで探せたのだろうか。
 外野は外野で官僚や政治家にはギリギリまでプレッシャーを与えるべきで、その能力を極限までに使わせるべきだ。でなければ国としてもったいないし、税金の使い道というのは性質上そうであるべきだと思う。

 まぁどちらかというと借金体質の一番の要因は行政のトップの経営能力の不足が一番にあり、次に外交的政治的要因だと思う。基本的に官僚が行政を仕切っている意味でもやはり責任は大きいが、最終責任者は内閣である以上、いままでの政権の責任が一番重い。特に政権が変わった直後が一番ひどい。事務次官がどうすればいいかわからなかったとか言っちゃうくらいだからどうしようもない。そのくらい今の日本の財政と経済は管理できないくらい大きい状態にあるということか。わからんけど財政出動しますとかばくちと変わらん。
 そしてそんな風にふらふらと政権を選ぶ国民に全てのツケが回ってくる。素晴らしい世の中だな。



 例え天才的な経営能力の人がいたとしても、一人でそれを実行することができない場合、多くの人に協力を求めることになる。しかしその人の能力が優れており、その行動や政策が最善であったとしても、大多数の人はそれが最善であるとわからないことが生じる。わかるのはその人の能力に近しい一部の人間で、他の人間からはどういう意図があるのは手段なのかがわからない。多数決で意思決定がなされるとしたら彼の意見は採用されない。
 囲碁ではよくあることで、プロの手なんて見てもどういう理由でそこに打ったかは完全にはわからない。アマでも棋譜ならべなどで感覚的に良さそう悪そうまではわかるが、具体的な技術論まではわからない。
 政治においてそういうことが起きる場合、よっぽどあほなことが起こっているか逆に高度な戦略が無ければ一般の目から見ると意味が判らないことになる。ということは一般人の見識を上げていくことこそが究極的に国力を上げていく近道になるのではないだろうか。学力の底上げというのは国力向上の根幹なのかもしれない。
 囲碁ならば解説者がいるし、プロという枠で棋力には折り紙がついているため、その手の解説についてある一定の信頼があるし、変化図を並べまくってもらえばアマでもなんとか理解できる。完全情報のゲームでもあるし、ある程度の集合知も成立するため、その手の良い悪いはかなり特定できる。
 政治などの世界では当然未知の部分や外交など多数の相手を扱う意味もあり囲碁のように簡明ではないが、政策や行動に関してそういったきっちりとした解説がなされていないこと。その役割を担うべきマスメディアがマスゴミといわれるほど信頼が無いこと。政府内で機密があり情報が一般と共有できないこと。人気で当選される政治家の能力自体が疑わしいことなど色々あり、結果的に個々人でそれぞれを判断しないといけなくなる。もしくは誰が解説者として信頼できるのかを見極める力が必要になる。有権者にその力が無い場合、大衆迎合の政権が誕生することになる。個々人で判断して良さそうだという程度の見識で政権が選ばれたら、高度な政権は誕生しなくなる。アマの一手なんてプロと比べたら月とすっぽん。アマの目から最善はわからないのが普通。なんとなくそれっぽい政策を打ち出す政権を選ぶことが最善とは思えない。

 そもそも高度に発達した政治制度とは一体どんなものをさすのだろう。議会政治は独裁のリスクは分散される。一方で独裁でも構わないような優秀な人間に対する権限も分散させている。その意味で機会損失のリスクも発生しているのではないだろうか。縦割り行政と揶揄されているものも権限を分類分けして分散させてしまっていることにもよる。権限の集中と分散、とかくと、まるで孫子の兵法のような言い回し。もしかすると、今の政治体制の枠組みは権力を分散させすぎたゆえのこう着状態なのかもしれない。だからこそ強いリーダーシップがどうのといわれたりするのだろうか。もちろん権限を十二分に使いこなせないなら分散させた方がいいが、権限が政治の兵力というものであるならば、権限の集中と分散こそが政治用兵の肝なのかもしれない。
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