ANEMONE
劇場版を4分割でやってたものらしい。そもそもEUREKAの劇場版3部作というのがよくわからんし、1作目を見ていないのもあって内容がよくわからん。元々のEUREKAの話もほとんど憶えていないし、AOも大して面白くなかった印象。何でやってんだろうと思ったけど、パチ資本っぽいな。それはそれでIPの収益化なのはわかるが、変に延命してしまう感じもあってちょっと嫌。中身はEUREKA関係してんのかもよくわからん設定。ドンパチとか流石に動きまくってはいるけれど、エウレカでも良くやってたよなあれ。多ミサイルに追い掛け回されるやつ。ああいう動き的なのをやりたいのかなってくらいそういうシーンが多い。デジャブかなって思うくらいに何度も。ただし中身はよくわからん。佐藤大と京田だとだめなのかな。ググると京田はエウレカしか監督やってないしな。3D使ってた口パクも微妙に違和感があるし、まぁ昔でまだこなれてなかったかもしれんけど、東京京都間が1msで通信できるとは思えんし、何かそれっぽい設定とか仕様の場面が多いけれど作り込みが雑というか、無駄と分かって特攻するはいいとしても、あのシーンで兆円単位の兵器が落とされ、1000人単位の人命が失われるのを時間稼ぎなんてバカの言い訳にしか聞こえんからな。世界の2割が死んだとかどうとか言ってた割りに、微妙に人が野次馬の如く固まってたりな。演出と言えば聞こえはいいが無駄に開設させた世界や設定から考えれば不自然極まりなく、心が離れる。佐藤大は攻殻とかビバップの脚本とかやってるのにな。見ててリスナーズを思い出したけど、そっちもまんま佐藤だった。ああいうのが好きってことなのかな。でも全然刺さらんのよな。世界と世界の根幹に関わる存在がいて、それが謎めいていて、いつの間にか少年少女として出会うみたいなの。ある種ラピュタ的でもあるんだけど、大袈裟すぎというか風呂敷を広げすぎて、色々薄く雑になってる印象。何を見せたいんだろうね。結末も結末でよくわからんし。強いて言えば辻谷さんの後を受けた藤原啓治の声を聞けたわけだが、彼もその後に亡くなった。ある種縁起の悪い役になってしまった。あと山崎樹範のドミニクも久しぶりだったわ。もう声優としては名前を見なくなったしな。ベニシアさんくらいかな。まぁ色々と書いたけど、普通の人が初見で見ておもろないで終わるだろうなという作品だった。エウレカが大好きな人だけじゃないかな。でもそれなら最初からOVAレベルでいいだろうっていう。作り手的な方向性も商業的な方向性もなんかピンとこなかったな。
ナイトヘッド2041は2話が抜けた状態で1.3倍速で流してただけだったが、それなりに面白かった感じ。できればちゃんと見たかったな。オチは弱かったけど。
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