人類の第二集。前回と比べて映像の使いまわしは格段に減った。見やすくなった。ただ、結局内容は薄い印象。もうちょっと密度を濃くというか、イメージ映像も無難な交配条件しか出さないし、妄想的なものが多いというか、科学的な根拠や事実をもう少し積み重ねてもよかったのでは。
個体より社会的な差が知財の積み重ねとなり、環境適応力が増したためという点において、進化とは所詮結果でしかないと感じた。ポケモンの進化もそうだけど、言葉やそのイメージとのギャップが大きい。アップグレードという意味ではないよね。
また、石器の変遷に文明の萌芽を感じる。時期的に4大文明から数万年の差があるけれど、文明となるまでにそこまでの時間が必要であったというのと同時に、文明以降の1万年程度で現代があると思えば、歴史という時間の流れの中で、現代が本当に急激な変化の時期であるとも感じる。世界中がつながる事が当たり前となった現代社会は、その人類の積み重ねにおける進歩は旧石器時代の何万倍以上の変化になっているはずで、ほんの100年前と比べたとしても、その変化のスピードは急激になっていると感じる。それに人間がついていけるものなのか。という点で疑問に思った。あといつどこからアメリカ、オーストラリアの大陸や、インドネシア等に渡って行ったのかも知りたかった。
ブループラネットは最初のSEと鼻声の仲間で萎えた。ただ映像に関しては素晴らしい。どうやって撮ったのかと不思議。一部魚につけてるなという映像はわかるが。ドローンとかも使っているんかね。様々な映像を編集で繋げてストーリー仕立てにしているのはしょうがないとしても、自然そのままを流すだけでもという気もする。
鳥を捕まえる魚は驚いた。