┌┬○┬┬○○●●┬┬┬
├●○┼○●┼○●┼┼┼
├●┼┼○┼┼○●┼●┼
├┼●●●┼○○┼┼┼┼
├┼┼┼┼●●●●┼┼┼
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼
2週前の読売新聞夕刊で出題された詰碁。確かこんな図。外側が怪しいが。
先週載ってた答えが、
┌┬○弐壱○○●●┬┬┬
├●○┼○●┼○●┼┼┼
├●┼参○┼┼○●┼●┼
├┼●●●┼○○┼┼┼┼
├┼┼┼┼●●●●┼┼┼
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼
だった。で参がポイントとか言っていた。
違うだろと。
┌┬○○┬○○●●┬┬┬
├●○┼○●◆○●┼┼┼
├●┼▼○┼┼○●┼●┼
├┼●●●┼○○┼┼┼┼
├┼┼┼┼●●●●┼┼┼
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼
白弐と抜くなら▼は解説の言うポイントとは呼べない。一線の眼を潰すという意味で◆から打っても構わないというか、結局◆にも打つことになる。いわば▼と◆はワンセット、もしくは見合いなので解答の解説としては不適当と感じる。
┌┬○┬壱○○●●┬┬┬
├●○伍○●弐○●┼┼┼
├●┼┼○参┼○●┼●┼
├┼●●●肆○○┼┼┼┼
├┼┼┼┼●●●●┼┼┼
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼
察するに、詰碁を作った人からすれば、この筋が題意だろと。
黒壱に対して、白が抜くのが本命というなら上の説明通りなので、正直問題から何の意図も感じられない。
だからこそ、白は抜きじゃなくツギが本命だろうと思う。
当然の黒参白肆の交換からの黒伍。
┌┬○┬●○○●●┬┬┬
├●○★○●○○●┼┼┼
├●┼┼○●┼○●┼●┼
├┼●●●○○○┼┼┼┼
├┼┼┼┼●●●●┼┼┼
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼
この★が見えてこその問題。うまいこと駄目詰まりでアタリになっていて白は遮れない。これで一線の一眼が欠け目になる。この手を見ているからこそ黒壱が光る。ヌキもツギもダメ。故に黒壱が好手。となる。
元々難易度的にはやさしい部類の詰碁ではあると思うが、だからこそ題意がきちんとあるはず。解答や解説でそこら辺をなおざりにはして欲しくない。
上手から見るとどちらも大した読み筋ではないから些末な事と感じるのかもしれないが、ただのパズルとしてしまうのはもったいないというか問題も可哀そうに思う。
以上愚痴。
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