イタリアGP。予選はハミバトンマッサ。カムイは土曜日走れなかったそうだけど9位と頑張ったそうな。アロンソもPP狙えたけどQ3でマシントラブルで10位。ディレスタが4番手だったけど5グリット降格ペナルティでカムイは8番目。
結果はハミ、ペレス、アロンソ。カムイは9位。ハミは通算20勝目。
まぁ普通に始まった。バトンがスタートでホイールスピンしたらしく1コーナーでマッサに抜かれる。めぼしいところではそのくらいで特にトラブルもなく進んでいく。
DRSゾーンが2箇所あったらしく比較的抜けるレース。またトップともそこまで差がひらかない。ただルノーエンジンが弱いのか、ルノーとかレッドブルはストレートで弱くタイムも伸びない。抜けないし。340km出るサーキットというのもあって、この2チームが比較的低調。
カムイはセットアップ的に我慢のレース。いいところもなく防戦しかないような展開だった。トラブルでロングランができなくてセットアップが上手くできなかったらしい。ただ、上位陣のリタイアもあって2ポイント獲得できたのはまぁ粘ったおかげ。前回のあとだしラッキーの意味もあるし悪くはないのかな。
一方ペレスが比較的いいペースで走り予選12位から着実に上がっていく。基本ワンストップが多い中でハードミディアム戦略で一次トップを走るほどペースがいい。後半ミディアムに変えてからも1人ファステストを連発するくらいに速く、上位陣より1秒速いペースでどんどん追い込んでいく。最後は2ストップのロズベルグにファステストは奪われるも、フェラーリ2台もあっさり抜いてハミと4秒差まで詰めての2位表彰台。本当になんか1人だけ速かったな。ザウバーマシンが実際速いのもあるんだろうけど、3回目の表彰台は素晴らしい。カムイはちょっと取り残される格好になってしまったな。マイナスの方向にプレッシャーにならなければいいが。どうにもうまくいかないことが続いていしまったな。
ハミは基本ずーっといいペースで走り危なげなくトップチェッカー。最後のぺレスに追い上げられるけれど、それまでのマージンは十分だった。
バトンは中盤トラブルでリタイア。いいペースでマクラーレンの1,2体制だっただけに残念。前回の優勝でチャンピョン争いに踏みとどまる形になっただけになおのこと残念。
アロンソはいいペースで追い上げ、マッサもいいペースだったものの、チームオーダーがなくても抜けたと思うけれど、3,4位でフィニッシュはとりあえず上々という所か。マッサはペレスのおかげで2010年の韓国以来の表彰台を逃す形。
レッドブルはヴェッテルがアロンソとやりあっている中で押し出したということで、スルーペナルティ。もどってウェーバーとやりあっていたが終盤マシントラブルでリタイア。
ウェーバーも終盤になってミスなのかトラブルなのかあわやクラッシュのスピンをしてそのままガレージへ。レッドブルは2台とも終盤でリタイアという最悪の結果。おかげでカムイはポイント獲得。
ライコはエンジンが弱かったのにまぁ何とか頑張ったという形になるのか5位。グロの代わりのダンブロシオは序盤でKERSが使えなくなったのもあって13位と残念な結果。スピードコースではKERSを失うと駄目だろうな。それでもルノーマシンがいいマシンではあるというのは証明されているが。
メルセデスは両方2ストップ。ミディアムの方がどうも相性が悪かったらしく、序盤低調だったロズベルグがハードになってから後半ファステスト連発。ミハイルは序盤からライコといい感じでやりあっていて結果6,7位。スピードが出るサーキットなので比較的強かったのは分かるが、まぁまぁの結果か。ロズベルグもよくなってきた感じだな。
ディレスタは予選からの勢いもあってか8位。ライコやミハイルとやりあう形にはなったが、とりあえずいい結果と見るべきかな。
トロロッソはヴェルニュが比較的早い段階でよくわからないスピンではねたりしてリタイア。機械トラブルなのかな。縦に弾むと結構痛いらしい。一応大丈夫なようだ。ダニエルリチャルドは最終ラップに10位を走行していたが、ミスなのかマシンなのか最後の最後で抜かれてしまい12位。セナ、マルドナードに抜かれる。ポイント欲しかっただろうなぁ。
バトルも比較的多く面白いレースだった。壊し屋がいないと安心してみられる。
ヨーロッパグランプリもこれで終わり、次戦はシンガポール。
ヴェッテルがノーポイントに終わったことで、チャンピョンシップはアロンソがさらに優位になった。2位のハミルトンとは37ポイント差。3位のライコ年とは38ポイント差。4位のヴェッテルとは39ポイント差。ここからはどれだけポイントを失わないかの展開になりそうだな。
後半数戦で一気に篩にかけられるとアロンソが言ってはいたが、まさにそのような展開になるのかもしれない。少なくともアロンソは2戦ノーポイントでも踏みとどまれるアドバンテージがあるからな。他の面子で2戦ノーポイントはきつい。バトンはもう無理な感じではある。ウェーバーも今回のノーポイントはきつい。
コンストラクターズはレッドブルが2台リタイアもあって少し混沌としてきた。マクラーレンが速いのは今は周知ではあるが、マッサが復調しだしてフェラーリもポイントを重ねてきた。1位レッドブルと4位ロータス差は55ポイント。まだまだという感じ。
カムイは一回でいいから何のトラブルもなく、完璧なフィーリングのマシンで走って欲しいわ。まだ表彰台のチャンスはあるはず。期待ばかりが先を行く。